ダブルブルー

玄関ドアに、文字通り青さんの両手で縫い付けられた私の、右手と左手。


恥ずかしいこの状況でも、目線を外せないのは強い、青さんの眼差しの、せい。


まるで、挑むような視線が絡んでいるのは、お互いの熱量の、せい。


こんなにも、欲せられて、こんなにも、欲している空間は、生まれてこのかた初めて、で。


もしかしたら。


もし、青さんと出逢えなければ、確実に知り得なかった感情は、私に幸福感を連れてくる。


間違いなく想う相手が、間違いようがない想いで今、ここにいてくれる『キセキ』をただ、まぶしい想いで、見つめる。