ダブルブルー

「蒼ちゃん。そんな風な声で呼ぶなんて、反則、でしょ」


言いながら、私の腕を引いてベンチから立ち上がらせた。


そのまま、私の腕を引いていた青さんのてのひらが降りてきて、当たり前のように私のてのひらに絡まった。


「ほら。ちゃんと繋いでなかったから、ちょっと冷たくなっちゃってるじゃん」



一瞬たりとも、離れちゃダメ、だよ?



約束、だからね?


青さんの甘い声が、優しくやわらかく、全身を包んでゆく。