ダブルブルー

「青さんに鍵を預けてもらって、すごく嬉しかったんです。信頼されてる感じが、して」


話し出した私を、ゆるやかに弧を描くくちびると、優しい表情が見つめてくれる。


「いつでも、会いに来ていいよ。って。すごくすごく、嬉しかったんです」


だから、あの。


私も、青さんにおんなじ気持ちになってもらえたら、嬉しいな、って。


少しずつしか、コトバを紡ぐことが出来ないのは、もし、青さんの気持ちが私とずれていたら…


なによりそれが、こわいから。


でも、今までのふたりで過ごした時間がゆっくりと背中を押してくれる。