ダブルブルー

見つめあう。


テーブルを挟んで、ただ。


今はこの数十センチの距離すら、もどかしい。


考えてみれば、青さんと私の間には、とてつもない距離があったはず、なのに。


人気俳優と一般地味な女子、なんて。


すごく長い距離を、いとも簡単にワンステップで軽々と越えてきた、青さん。


青さんの気取らない性格とあたたかな、心根のせいだと思う。



私だから。


私なんか。


それはこの際、吹き飛ばしてしまおう。


ことさら、青さんの前、では。