ダブルブルー

「それ!そのハナウタは、どうしたの?」


今度は立ち上がって、私の鼻先に人差し指を突きつけた青さん。


「ん?ハナウタ?歌ってました?あ、ヘタクソでした?すみません」



「違う違う違う!ハナウタにうまいもへたもないでしょ。そうじゃなくてそれ、オレの曲だから!」



やめてよー!


言いながら、今度は私のほっぺたをつねる。


「うわ!かんっぜんに無意識でした!だって最近、青さんの曲ばっかり聴いてるから」


もー、他に良い曲、ちまたに溢れてるじゃない?!


なんでわざわざ、オレの曲?!


どんだけオレのことが好きなわけ?!