ダブルブルー

「…ちょいとちょいとちょいと、蒼ちゃん!勘弁してよー」


急に、キッチンにしゃがみこんだ、青さん。


「ん?どうしたんですか?何かありました?」


「何かありました?じゃないから!ったく『鳩豆』みたいなカオしちゃって!無意識?それは無意識なの?!そんな恐い無意識いらないから!!」


しゃがみこんだまま、私を見上げる青さん。


その表情は、拗ねたような怒ったような。ちいさな子どものようで。


ありとあらゆる表情をこうして見られるのはたぶん、私、だけ。