ダブルブルー

ふたりとも、お腹が空いている。とても。


「青さんッ!このままじゃ、死活問題です!ビールだけじゃ、お腹はたぷたぷになっても、いっぱいにはならないです!!」


宣言をして、ようやく根菜サラダの材料を切り始める。


「そう?オレは、たぷたぷのお腹の蒼ちゃんも好きだけど。ってか、いわせてもらえば大好物」


それは、私がたぷたぷに太っても、好きでいてくれるっていう、宣言?


なんて、私のつたない思考はあっちこっち、に。


「あ、蒼ちゃんビーフシチューの牛肉は、すぐに火が通るように薄切り肉にしてくれたんだね。ナイス!」


言いながら、私が切った材料をぽんぽんと鍋に放り込む頼もしい背中を眺めた。