ダブルブルー

ふふふ。蒼ちゃん。ありがと。


お礼を言いたいのは、私のほう。


ふたりきりのベッドの中。


私を見下ろしている青さんと、そんな青さんを見上げる私。


まっすぐに合わさった視線は、逃げる場所を知らない。


逃げる必要などないのだ。


このままずっと、この視線に囚われて、がんじがらめになってしまいたい。



このてのひらに、目の中に。


逃がさないでいて、ください、ね?


逃がすわけが、ないでしょ。


当然のように放つ、くちびるを見つめた。