「朝から、蒼ちゃんのことしか考えられなかったんだよ?」
だからぜんぶぜんぶ、蒼ちゃんの、せい。
スーツの上着を、シワになるのをいとわずに床に落とした青さん。
ネクタイにかけた、人差し指と親指がその結び目を解いてゆくさまは、ひどくひどくセクシーだ。
その空気を纏ったまま、ベッドに近づいてくる青さんをただ、ほおけたカオで見つめる術しか知らない。
「…蒼ちゃん」
私を呼ぶ、青さんの声は欲望で掠れている。
こんなにも、求められる瞬間が、私の人生に訪れるなんて。
私に手を伸ばす青さんが、スローモーションで見える。
それは、映画のワンシーンのような儚さも、纏っている。
・
だからぜんぶぜんぶ、蒼ちゃんの、せい。
スーツの上着を、シワになるのをいとわずに床に落とした青さん。
ネクタイにかけた、人差し指と親指がその結び目を解いてゆくさまは、ひどくひどくセクシーだ。
その空気を纏ったまま、ベッドに近づいてくる青さんをただ、ほおけたカオで見つめる術しか知らない。
「…蒼ちゃん」
私を呼ぶ、青さんの声は欲望で掠れている。
こんなにも、求められる瞬間が、私の人生に訪れるなんて。
私に手を伸ばす青さんが、スローモーションで見える。
それは、映画のワンシーンのような儚さも、纏っている。
・



