ダブルブルー

青さんの部屋の階についたエレベーター。


左手にエコバッグをふたつ、提げた青さんは、右手で私の左手を引く。


まるで、もどかしいように玄関のドアを開けた青さん。


無言で私を部屋の中まで誘う。


そのまま、手を引かれてベッドルームへ。


「…!ちょ…!青、さん…ッ!シャワー、とか…」


尻つぼみに否応なくちいさくなった声、は。


ベッドに丁寧に放り投げられた、から。


それは、控えめに言っても、『放り投げられる』という形容詞がぴったり、で。


でも、『放り投げられた』と言っても、十分に加減されているのがわかる、優しい、強さ。