ダブルブルー

気後れするような、見上げるほど高いマンション。


あれ?どうやって入るんだっ、け?


高級マンションに、頭の中がフリーズする。


…えっ…と…?


「ちょいと、そこのお嬢さん?完全に挙動不審者、ですよ?」


後ろから、耳元に囁かれた。


耳たぶに息が触れている。


その感触だけで、いっきにカラダの芯が熱くなる。


そんな自分自身の変化に戸惑いと恥じらいを覚えた。


振り向く前にとっくのとおに、解っている。


…おかえり、なさい。


ただいま。


そんなやり取りは、シアワセすぎる。