ダブルブルー

大丈夫、大丈夫。


たまたま、だ。


たまたま。きっと、さっきの女性は機嫌が悪かったんだ。


あの目を思い出したら、同僚の彼女たちを思い出してしまう。


悪意のある目線やコトバ。


でももう、引きずられたりしない。


だって、私には青さんがいてくれるから。


いつまでも、黒い気持ちに支配されるのは、もったいない。


気持ちは、青さんと過ごす時間に飛んでいる。


切り替えた気持ちを抱えて、青さんのマンションへと歩き出した。