ダブルブルー

ふいに、目を合わせた青さんが、ぎゅっと手を握ってくれた。


ふわり。音がするみたいな、笑顔を広げて。


ちょうど、ドラマはCMに入ったタイミング。


急に、リップノイズつきのくちづけを何度も何度も、私に落とす青さん。


それは、くちびる以外にもまぶたや頬や首筋。耳たぶ。そこここに落とされる軽いくちづけ。


触れるだけのなんども落とされるそれに、またもカラダの芯がぼーっとする。


「蒼ちゃん、ベッドに行こうか」


鼓膜を震わせる、そんな甘い声に頷きかけて、なんとか思いとどまる。


だって、


「…待ってください、ドラマ、が」