ダブルブルー

珍しく、強く長いキスに飛びそうになる、理性。


「…あ、お…さ…、」


はぁはぁと、あがってゆく息を整える術を、知らない。


…このままじゃ、溺れちゃう…


あがる息の隙間で、やっと呟けば。


溺れちゃえば、いいんじゃない?


一緒に、溺れちゃおう、か。


海の底の底まで行けば、蒼ちゃんの蒼もオレの青も混ざって、おんなじ色になるでしょ?


キスの合間に見上げた目もくちびるも、妖艶な色をしている。



…そうだ、このまま深く深く。


ただただ堕ちてしまえばいい。


太陽の光も届かない、深くあおい、海底まで。


そこには、ふたり、だけ。