ダブルブルー

少し歩くと、なるほどあそこだ。


人だかりが壁を作っていて、その真ん中が明るい照明で照らされている。


きゃーきゃー、と、悲鳴のような歓声があがっている。


「ねー、久保田青、無茶苦茶カッコよかったね!」


「あー、オレからみてもすげーカッコよかったわ。あれはモテるだろーな」


人だかりの間から出てきたカップルがそんな風に話ながら、歩いてゆく。


そうでしょうとも、そうでしょうとも。


男性にも人気があるなんて、さすが青さん。


にまにましながら、カップルの後ろ姿を見送った。