ぐっすり眠れたなぁ。


心地よい怠さが、体を満たしている。


昨夜はゆっくりお風呂に浸かって、好きな小説を読んで、眠くなってそのまま眠りについた。


何だかこんなに清々しいのは、久しぶりで。


それは、憂鬱に終わるだろうと思い込んでいた昨夜が、思いのほか、優しいものになったから。


ふふふ。


思い出したら、笑っている。


少し目を擦って、大きく伸びをして、コーヒーを淹れるために勢い良くベッドから立ち上がった。