ダブルブルー

分刻みのスケジュールに、忙殺されそうだったんだろうな。


それは、一般人の私には到底理解しがたくて。


それでも、そういう時間軸で過ごす久保田さんの毎日を、支えられたらと願う。


「蒼ちゃん、夜ご飯なに食べるつもりだった?時間がもったいないから、早く!早くいこう」


私の手を握って、そのまま歩きだそうとする久保田さんに、


「…ちょ、ちょっと待ってください」


急いでストップをかける。


「久保田さん、落ち着いてください」


その腕に手をかけて、静止する。


「なんで、なんで?時間がもったいないって!」


「久保田さん!」