ダブルブルー

「急に来てごめんね?後先考えるのも忘れてたよ」


ふふふ。


でも、さっき蒼ちゃんが『会いたい』って言ってくれたから、安心した。


ほんの少し、力がこもった久保田さんの左手が嬉しい。


「オレ最近さ、結構忙しかったでしょ?たまに会えても、2、3時間だったし。今まで付き合ってきたひとたちは、この状況に堪えられなかったの」



でもオレは、この仕事がすごい好きだし、この仕事をしてないと、オレはオレじゃなくなる気がして。


でも蒼ちゃんは、そんなこと全然ないじゃない?


だから、安心したのと同時に、オレでいいのかな、って。


こんなにステキなひとといっしょにいるのは、オレで合ってるのかな、って。