「じゃあ、家では良いの?
家でならいつでも触って良いってこと?
玄関でも、お風呂でも、庭とかでも。」

「庭って/////」

「解放感半端ないだろうな。」

「他の屋敷の者に見られたらどうするんだ!?」

「瑛二の裸を見られるのは良い気はしないが、屋敷の者だったら口外したりしないからその分まだ良」
「良くない!」

コンコン

ドアがノックされ、驚きの余りビクリと体が震えた。

『四郎です。入っても宜しいですか?』

「離れろ!こんなところ見られたらどうするんだ!」

「えー、四郎くらいなら」
「立場を考えろ!」

俺は進一郎を振り払い、小走りで逃げるとドアを開けた。