次の日——。


「……んっ」


カーテンの隙間から入ってくる日差しが眩しくて目を覚ました。


今、何時だ?


枕元にあったスマホを手に取る。


12時か……。


もう昼。


こんなにゆっくり寝たのって久しぶりのような気がする。


けど、昨日は散々だったな。


変な女には絡まれるし。


ベッドに転んだままスマホを適当に弄る。


……ん?


ビルの屋上に女性?


自殺か?


警察官、消防士が懸命の説得?


……って。


あれ?


ニュースサイトに載っていた画像。


この女、確か昨日の……。