「自分のせいで母が出て行ったと言うのに、7歳上の姉がそのことで父に文句を言っても、父は耳を貸さなければ何も思っていないと言った様子でした。
姉もそんな父に嫌気が差して、高校進学を口実にして家を出ました。
全寮制の高校に進学した姉のその後の行方は知りません。
連絡先は愚か、姉がどこで何をしているのか生きているのか死んでいるのかも全くわからない状況です」
私は何も言えなくて、東郷のお嬢さんの顔を見つめることしかできなかった。
「正直なことを言うと、父に関してはあきらめに似た感情を抱いています。
婚約の話もそうです。
進路のことに関しては何も言わなかったのに、私が大学を卒業した時に“お前はこの人と結婚するんだ”と言って勝手に決めつけてきたんです。
でも断ったところで、父は耳を貸さないのは事実でしょう」
東郷のお嬢さんは息を吐いた。
姉もそんな父に嫌気が差して、高校進学を口実にして家を出ました。
全寮制の高校に進学した姉のその後の行方は知りません。
連絡先は愚か、姉がどこで何をしているのか生きているのか死んでいるのかも全くわからない状況です」
私は何も言えなくて、東郷のお嬢さんの顔を見つめることしかできなかった。
「正直なことを言うと、父に関してはあきらめに似た感情を抱いています。
婚約の話もそうです。
進路のことに関しては何も言わなかったのに、私が大学を卒業した時に“お前はこの人と結婚するんだ”と言って勝手に決めつけてきたんです。
でも断ったところで、父は耳を貸さないのは事実でしょう」
東郷のお嬢さんは息を吐いた。



