能ある彼女は敏腕社長に捕獲される

この人は、何を言っているんだろうか?

「1番上に立っている人間が一体何をそんなバチが当たるようなことをおっしゃっているのですか?」

私は言った。

「バチ当たりじゃない、俺はそう思ってる。

俺がどうして君を秘書にしたのか、君は理解しているのか?」

その質問に、
「…知りませんけど」
と、私は答えた。

「心の底から君が欲しいと思ったから、君のそばにいたいと思ったから、俺は君を選んだんだ」

…ちょっと待て、何の話なんだ?

気がついた時には距離はつめられていて、社長が私の目の前にいた。

「あの、社長…?」

何があったんだ?

嫌過ぎて気が狂ったと言う展開か?

どうすればいいのかわからなくて戸惑っていたら、
「一体、どうしたと言うんだ!?」

『トウゴウ』の社長の声が外から聞こえた。