『私が、1位だっ!!』

宝石のようにキラキラと輝いた笑顔に

黒も何だか心が明るくなっていた

ずっとずっと真咲と一緒にいたい……

そんなことを願う黒。


真咲は、ずっとずっと黒と海の夕日を眺めて


いたい。そう、願っていた……。



『夕日沈んじゃう……』

『そうだね…』

『こん…どは、……朝日…を………』

真咲の様子がおかしいことに気付いた

黒。

『真咲っ?!』

振り向いたとき、既に真咲は、倒れている

黒は、直様、真咲に近づき抱えあげる


『真咲…?真咲…?どうしたの?返事してよ』



呆然とした空気……



居心地の悪い空気が流れる……



『なんで?!

熱くないし……

具合が悪いなんて一言も言って無いし』


真咲の名前を必死に呼ぶ様子の黒


真咲は、その声に答えない………


ずっとずっと眠る真咲……


『ナルコレプシー』


黒の頭には、❜ナルコレプシー❜という

文字しか上がってない………


黒は、一人暮らしの自分の家ヘ


真咲を運んだ。