〜Terumi〜

寮の部屋が湿っぽいのは梅雨のせいじゃなくて 明日和が泣きすぎたからだ!!と由紀夫が騒ぎたてていた六月が終わり七月に入ると貴史は明日和に話しかけた。

貴史(俺が言うのもなんだけど かおりと別れて少しくらいは調子よくなってきたか?)

明日和(はい。。くよくよしてても しょうがないですから。。)

(でも かわいい人だったけど。。。)


貴史(笑)まあ、そうだよな、結局 明日和は2人に好かれたということでもあった訳だから かわいいよな!)

(でもな、世の中には かわいい女はいっぱい居るから どんどん楽しんだ方がいいぞ(笑)

明日和(はあ。。。そういうものですかね。。。)


明日和は自分には無い ぶっ飛んだ恋愛観だと思ったけど かおり&沙彩ブルースを経験させてくれるきっかけになったのは 全て長岡さんという先輩のおかげでもある訳で 確かに悲しんでばかりいると鬱になりそうでもあったので とりあえず納得することにして気分を次へと切り変えることにしてみた。


貴史(それでな、明日和は今度の休み 空いてるか?)


明日和(空いてるに決まってますね!かおりさん居ないので(笑)


貴史(笑)だな!かおりはもう居なくて 空いてるから ちょっと俺に付き合わないか?)


明日和(いいですよ!かおりさん来れないけど僕は付き合えますよ!!)


貴史(よし!!じゃあ沙彩も来れないけど明日和だけでいいから 付き合ってくれな!)



明日和(長岡さ〜〜〜ん(泣)なんか このやりとり悲しくなってきました〜〜(泣)

貴史(悪い、悪い(汗)

(おい!違うだろ!!お前が最初に かおりの名前を出したのが始まりだぞ!(笑)


明日和(そうですけど、、、とりあえず行きましょう!何処に行くのか知りませんが(泣笑い)

貴史(おう、何処に行くかってのは とりあえず昼に行きたい喫茶店があるんだな!)

(そこへ行こう!)