〜これ以上 届かない事実〜

明日和はかおりと別れ電車に乗り込み車窓に映る変わりゆく街の夜景を見ながらクラブでの出来事を思い返していた。


大好きなかおりと同じくらい沙彩の存在もまた大切になっていて 涙する姿が頭から離れなかった。。。


沙彩が歌ったシンディのトゥルーカラーズがやけに耳に残っていて街明かりが切なく見える。


明日和((長岡さん。。。あの夜、なんで電話に出なかったんだろう?。。。。))

((何処に行ってたんだろう?。。。沙彩さん あんなに可愛らしい人なのに泣いてたよ。。。。))

(また 4人でドライブしたいなぁ。。。⭐︎)ボソッ


明日和は寮に着く頃には酔いもほとんど覚めていた。22時の門限にも間に合い部屋に戻ると 貴史はまだ帰って来ていなかった。


由紀夫(明日和〜〜!!)

(かおりとどうだったぁ!?)

(また イチャついてきたかのかぁ?)


明日和(イチャつくとか 普通に2人でご飯食べて、お酒飲んで、歌うたって帰ってきただけですよ!)

由紀夫(おお、そうかぁ。 そんな普通だったのかぁ。)

(なああ!!マジー!!)

マジ(普通でいいじゃないですか。)

由紀夫(なぁに、 言っとるだぁ!! 明日和が普通なんて おかしいだろ!!)

明日和(ちょっと!!僕が普通で何がおかしいんですかぁ!!(笑)

(長岡さんだったら 普通じゃないかもしれませんが!!(笑)

由紀夫(言うがや!明日和(笑)ヒヒヒヒヒ)