ママ(ちょっといい?)

(あのね、もし貴史くん達の都合が大丈夫なら あなた達このまま20:45まで居て、その後 部屋を出て4人で帰りなさい。)

(21時までに15分あれば真咲が片付けできて 次のVIPさん御案内できるから。)

(あなた達はVIP接待だったから 平日で今日みたいな日なら帰っても他の女の子達に文句言われないで済むと思うし、どう?)


モモ(え〜〜〜⭐︎♡°ママ〜〜♡。°⭐︎今日のママァ 話しが分かるね〜〜☆彡♡♡)

貴史(ママ!!僕達が モモちゃん達は責任をもってお送りしますから!!)

ママ(貴史くん ありがとう♡ お店を出てからのことは あなた達にお任せするから よろしくネ⭐︎)

貴史(ハイ!!)


かおりはこの時察した
ママは最初っから 貴史と沙彩の 寄りが戻って現れたと知った時点でVIPルームに案内して、他のホステス、特にお客さんから なるべく目立たなくし、表面上では21時になったらまたVIP接待の続きというかたちで店から退出させることによりホステス達の目も欺けて、沙彩と貴史を少しでも長く過ごさせれると 考えたのでは!?

だから料金の交渉をする余地もなくVIPに送り込んだのだと。。。

そんなママの沙彩に対する愛を感じた時、
かおりの目から一粒の涙がこぼれ落ちた。