「この待ち合わせメール、君だよね?」

街角では、学校をやっている時間に、父親くらいの歳の男と援交希望の学生もいる。

「私は彼氏を待ってただけ。ねえ、ちょっと待ってよ」

突然、援交少女が駆け寄ってきて、僕の腕をとった。

「え、何ですか?」

「いいから。しばらく、つき合ってよ」

彼女の誘いを断らなかったのは、利用されるにせよ、不安でしかたなかった僕の方にも好都合だったからだ。