義母ですが、若返って15歳から人生やり直したらなぜか溺愛されてます<第一部>

 エリエッタが驚いたように立ち止まった。
「まさか、お義母様……お兄様のこと……」

「我儘よね……。きっと王女様が嫁いで来たら、王族だもの。侍女もたくさん連れてくるでしょうし、生まれてくるための乳母も家庭教師も立派な人がつくでしょう?私の居場所などあっという間になくなってしまうわ……」
「あ、そういうこと?」
「そうだわ、エリエッタ。もしあなたが皇太子妃になったら、私を侍女として連れて行って。義妹設定の私を侍女として連れて行くのはおかしいかしら?おかしいのであればどこか別の人の養子に入り直して……。皇太子妃の侍女は貴族である必要があるでしょう?だから辺境伯の屋敷で働いているうちの侍女は連れて行けないもの。ね?」
 エリエッタの頬が緩んだ。
「お義母様が私の侍女……それって、ずっとずっと一緒にいられるってことよね?私が結婚しても、ついてきてくれるってことよね?」
 にやぁとエリエッタが笑った。
「皇太子殿下と結婚なんて絶対ないと思っていたけれど、まさかそんな利点が……くっくっく」
 それから、ふと笑うのをやめてエリエッタはまた何かをつぶやいた。
「あら?もしかして、お義母様が皇太子妃になって私が侍女になっても一緒にいられるっていうことなのでは?お義母様の赤ちゃん……うわぁー、やばい。そうぞうしただけでやばかわいい!やばばばばっ!どうしよう、どうしよう、どうしよう!」