義母ですが、若返って15歳から人生やり直したらなぜか溺愛されてます<第一部>

 3人そろって行動することが学園の風物詩になってきた入学後1カ月。
 こ、これはまずいのでは?
 いくらなんでもこんな状態では青薔薇会のメンバーと内緒の話もできやしない。
 さすがにあなたたちの婚約者候補に相応しい人たちの情報をかき集めてるなんて言ったら、嫌よね?
 さらに……。せっかくこんなに男女がたくさんいるというのに、家族で四六時中行動していたら出会いもくそもないのでは?
 いくら、2人を守りたいと思っていても……これではいけません。親離れできないのはリードルやエリエッタではなく、子離れできないのは私の方でしょう。
 その日の夕食時に、家族会議を開きました。
「リードル、入学から1か月たちました。私やエリエッタも学園生活に慣れて来ましたし、そろそろ一緒にいなくても大丈夫ですよ?」
「そうよ!お兄様!私とお義母様の一緒にいなくても大丈夫よっ!休み時間に来なくてもいいし、昼食は別々に食べればいいし、登下校も一緒じゃなくてもぜーんぜんいいんですわよ!」
 エリエッタがリードルに高らかに言い放つ。
 うんうん、エリエッタもいつまでもリードルに頼ってはいけないと思っていたようですね。
「うっ、ぐぐぐ……」
 リードルが閉口した。
「ほら、リードルのことが大好きな皇太子殿下がいつも呼びに来るでしょう?さすがに……いくら好かれているからって、殿下に呼びに来させるのも……」