義母ですが、若返って15歳から人生やり直したらなぜか溺愛されてます<第一部>

「は?何いってんだ?お義姉様が好きなのはお前も一緒だろ?お前だって相当なシスコンだぞ?だいたい、自分の産んだ娘にお義姉様の名前から文字をもらってつけるか?シェリアお義姉様の名前からシェリをもらって、シェリナとか。やばいだろ?」
「うるさい!お義姉様のようなかわいい娘に育って来たんだから、お義姉様の名前のを貰ったおかげよっ!……そんなことより……なるほどねぇ。お兄様がなかなか結婚しない理由も分かったわ……っていうか、まだ先が長そうね……はぁー……。早く結婚してくれないと、面倒なのよね。お兄様を紹介してくれって声が。もう、結婚はいつでもいいから婚約したら?」
「は?婚約?そんな相手はいないよ」
「……はぁ、なるほど。目を閉じて、未来の婚約者の顔を思い浮かべてごらんなさい」
 なんだよ、その怪しげな占い師の言葉みたいなのは。
 と、思ったもののなぜか妹の言う通り目を閉じ、未来の婚約者の顔……を思い浮かべようとしたら、なぜか……。
 お義姉様の顔が浮かんだ。あれは私が8歳。お義姉様が18歳くらいの時だろうか。
「アーノルド、騎士になりたいって言ったわよね?そんなへっぴり腰ではいつまでたっても上達しないわよ。いい、こうよ。剣を持つ手はこう。手だけで振るんじゃないわ、剣は体の先なの。剣は体の一部。手で物を動かしているという感覚じゃだめなの」