義母ですが、若返って15歳から人生やり直したらなぜか溺愛されてます<第一部>

 女に負けるような人間は騎士にふさわしくないと言えば、誰も反論できない気がするな。
 いやいや。
 もしそんなことをしたら、俺はリードルに殺される未来しか見えない。
 あいつ、義妹めちゃくちゃ大事にしてるもんなぁ。
 まぁ、分かるよ。分かる。
 俺も、リアちゃん甘やかしたいもんな。
 リストを返そうとリアちゃんの教室に向かって歩いてたら、あの場面に遭遇したんだけど。
 リストなら何も直接手渡しせずとも、届けさせれば済むんだけど。
 リアちゃんに直接渡したかったんだよな。
 なーんか、会いたくなっちゃうんだよね。
 ……あいつらがいなければ、一目がないあの裏道で2人きりで会えたのに。
 やっぱりあいつら許さないでおこう。徹底的に締め上げてもらう。
 ……とりあえず、リストを返しそびれちゃったから、またリアちゃんのところに行かなくちゃね。

★騎士団長アーノルド視点★
「アーノルドお兄様、何を言っているのかさっぱりわかりませんわ」
 双子の妹の元へと駆け込んだのは、仕事が終わってすぐのことだ。
 子爵婦人となり、3人の子供を持つ親となる27歳の妹。
「いや、だから、お義姉様がいた!何を言っているか自分でもわからないけれど、あの頃の……初めてあったころのお義姉様がいたんだ!」
「うん、だから、言っていることが分かりません。もうちょっと落ち着いて初めから話してもらえません?」