「アーノルド様、授業開始までに確認は難しいでしょう、どういたしますか?」
部下に声をかけられ、騎士団長がはっと顎を上げて部下の顔を見た。
「騎馬訓練は日を改めよう。学園側にはそのように伝えるよう。それから殿下からの伝言ということだ。一度殿下に詳しい話を聞いてくる。跡をまかせる」
騎士団長の声を聞きながらその場を離れる。
心臓はもう、バクバクで。
アーノルド様と呼ばれていた。
麗しのアーノルド様と言われるだけのことはある。
良く鍛え上げられた体だというのは服の上からも伝わる。
つややかな髪に意思の強そうな光を宿す目。
ああ、今すぐ抱き着きたい衝動を抑えるのがやっとだ。
よくぞ、飛びつかずに堪えた、私。
アーノルド……!
私の可愛い義弟!あんなにも立派になって!
伯爵家の血が流れていないから、将来的に爵位は継ぐことはできないから、どうするのだろうと思っていたけれど。
騎士になり、騎士爵を賜り、それどころか……騎士団長になっていたなんて!
立派になって。
お義母さんは嬉しいです……じゃないや。5歳から面倒をみていたけれど、子供じゃなかった。お義姉さんは嬉しいです。
そう、義姉です、義姉。
あー、びっくりした。
すっかり大人だった。最後に見たのが15歳の時で……今はもう27歳かぁ。
って、27歳なのに、独身なの?
部下に声をかけられ、騎士団長がはっと顎を上げて部下の顔を見た。
「騎馬訓練は日を改めよう。学園側にはそのように伝えるよう。それから殿下からの伝言ということだ。一度殿下に詳しい話を聞いてくる。跡をまかせる」
騎士団長の声を聞きながらその場を離れる。
心臓はもう、バクバクで。
アーノルド様と呼ばれていた。
麗しのアーノルド様と言われるだけのことはある。
良く鍛え上げられた体だというのは服の上からも伝わる。
つややかな髪に意思の強そうな光を宿す目。
ああ、今すぐ抱き着きたい衝動を抑えるのがやっとだ。
よくぞ、飛びつかずに堪えた、私。
アーノルド……!
私の可愛い義弟!あんなにも立派になって!
伯爵家の血が流れていないから、将来的に爵位は継ぐことはできないから、どうするのだろうと思っていたけれど。
騎士になり、騎士爵を賜り、それどころか……騎士団長になっていたなんて!
立派になって。
お義母さんは嬉しいです……じゃないや。5歳から面倒をみていたけれど、子供じゃなかった。お義姉さんは嬉しいです。
そう、義姉です、義姉。
あー、びっくりした。
すっかり大人だった。最後に見たのが15歳の時で……今はもう27歳かぁ。
って、27歳なのに、独身なの?

