義母ですが、若返って15歳から人生やり直したらなぜか溺愛されてます<第一部>

「殿下、あとは御願いします。私、騎士団長に知らせてくるんで!」
 まぁ、殺害計画……は、ちょっと大げさに言っただけで。落馬して怪我させるくらいのつもりだったんだろう。
 でもね。子供には大げさなほどちゃんと伝えるべきなのよ。
 いたずらのつもり、ちょっとからかうつもり……その行為がどんな悲劇を起こすか、想像力を働かせないと。
 意地悪で相手のリボンを池に投げ入れる、大切なリボンだと池に飛び込む、おぼれて死ぬ。
 そんなつもりはなかったって。そういう問題じゃないの。池にリボンを投げ入れる行為は悪いことなんだからそもそも相手を困らせようということはしちゃだめなの。悪いことはしちゃだめ!それは絶対!

 とはいえ、さすがに……騎士団追放と除籍まではいいとして。投獄された上に不敬罪追加って死刑よねぇ。かわいそうよねぇ。辺境伯令嬢傷害罪は無しでいいと殿下にあとで伝えてあげましょ。ただし、二度と女性に手を上げないこと。あんな長身の男性に手を上げられたら普通の女子はトラウマで男性恐怖症になっちゃうわ!
 
 生徒会室と剣術訓練所は逆方向だと言っていた。どれくらい時間をロスしたのか。
 馬には乗ってはいけないと伝えないと。
 三限目が始まるまであと何分?
 急いで訓練所の近くまで行くと、ほぼ全校生徒なんじゃないかという人数の生徒が訓練所を取り囲んでいた。