義母ですが、若返って15歳から人生やり直したらなぜか溺愛されてます<第一部>

「何?エリエッタは他の人と違う嫌な噂を知っているの?」
「お義母様が取られちゃうっ」
「は?」
 エリエッタがちょっと考えてから、私の目を見た。
 取られる?どういうこと……?
「あ、もしかして、リードルと毎朝鍛錬しているからって、騎士団長とも剣の稽古始めてエリエッタと一緒にいる時間が無くなると思ったの?さすがに、騎士団長に剣の稽古を頼むようなことはないわよ」
 まぁ、でも、もし、エリエッタが騎士団長と結婚したりしたら、私の義息子になるわけだから一緒に鍛錬することも……。
 あ、やっぱりエリエッタだけ一人にしちゃうかもしれない。

 ということを心配しているのなら、騎士団長と結婚したいみたいなことはエリエッタはないわね。だったら、別にどうでもいいや。
 2限の授業が終了し休み時間になると、男女とも教室から一斉に生徒たちが外に向かう。
「あら、皆さんもしかして、剣術の……訓練場に?騎士団長が見たいとか?」
 エリエッタが急いで出て行く生徒たちを見送り呆れたように声を出した。
「ふふ、廊下に見えるのはうちのクラスの生徒たちだけではないようですね」
 別のクラスも……もしかして、2年生も3年生も……。
 お?
 と、言うことは、皆が訓練場に注目しているということは、この時間皇太子の周りの人間少ないんじゃない?
「ちょっと生徒会室行ってくるね」