義母ですが、若返って15歳から人生やり直したらなぜか溺愛されてます<第一部>

 ロバートがふっと笑う。
「まぁ、どちらもうちの奥さんなんですが」
 のろけかよ!
「で、殿下……誰かに可愛いって言われたんですか?ふふふ、甘えちゃったりしたんですか?」
 ニヤニヤとするロバートの頭をぺしんと叩く。
「さっさと仕事しろ」
 ロバートがリストを手に必要な書類を書き始める。
「まぁいないでしょうねぇ、学園には。カッコイイと言われることはあっても、殿下をかわいいと甘やかしてくれる女性。隙がないもんなぁ殿下。かなり年上の女性ならありえなくもないだろうけれど……。かなり年上の女性を妃に向かえることはできないですもんねぇ……」
 ロバートがちらりと俺を見て何かをつぶやいた。

★視点戻ります★
「あら?なんだか今日はちょっとざわついていますね?」
 ざわつくというより、ソワソワした感じがあるというか。
「リア様、今日の剣術の授業の指導に、騎士団長様がいらっしゃるんですわ」
 情報通のクラスメイトが教えてくれる。
「へぇー。……って、何故剣術の授業を受けない女子までソワソワ?」
「それは、もう、騎士団長様の麗しいお姿が拝見できるかと思うと……」
「ええそうなんです。今日は1日学園でお過ごしになりますから、どこかでお姿を眺めることができるかもしれません。食堂にいらっしゃることもあるでしょうし」
 きゃあきゃあと嬉しそうに話をする女生徒たち。