1枚だけ綺麗な紙に書いてあったものを写したリストを見せる。
「殿下の名前がトップに……公爵令息、ああ、辺境伯の名も……」
「おすすめ独身男性リストだそうだ」
ぷっとロバートが小さく笑った。
「よかったですね、殿下。トップじゃないですか」
「当たり前だろう。って、そうじゃない、自慢しようとして見せたわけじゃないからな。妙だと思わないか?」
ロバートが改めてリストに目を通す。
「おおむね上位貴族の子息が並べられていますね。……その中に、公爵家が1つしか入っていない……3つあるうち、独身子息がいるのは二つ。そのうちの1つが入っていないというのは……。ですがあの家は皇太子派ですし」
ロバートの言う通りなのだ。
いくら探りを入れても怪しい点はなかった。王弟派とのつながりは見つからなかった。
■
「ただの、杞憂であればいい。だが、このリストに載らない理由が何かあるのは確かだろう。その理由が我々を裏切ろうとしていることにつながるとも限らないが……」
女性たちの情報網をただの噂だと一蹴することは危険なのだろう。女の勘というのはあてにならないと父も口にすることがあるからな。
母の女の勘に助けられることがあったと……そう言っていた。
「分かりました。今一度別の角度からも調べるよう命じておきます」
「ああ、頼んだ」
ロバートがリストを改めて眺める。
「殿下の名前がトップに……公爵令息、ああ、辺境伯の名も……」
「おすすめ独身男性リストだそうだ」
ぷっとロバートが小さく笑った。
「よかったですね、殿下。トップじゃないですか」
「当たり前だろう。って、そうじゃない、自慢しようとして見せたわけじゃないからな。妙だと思わないか?」
ロバートが改めてリストに目を通す。
「おおむね上位貴族の子息が並べられていますね。……その中に、公爵家が1つしか入っていない……3つあるうち、独身子息がいるのは二つ。そのうちの1つが入っていないというのは……。ですがあの家は皇太子派ですし」
ロバートの言う通りなのだ。
いくら探りを入れても怪しい点はなかった。王弟派とのつながりは見つからなかった。
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「ただの、杞憂であればいい。だが、このリストに載らない理由が何かあるのは確かだろう。その理由が我々を裏切ろうとしていることにつながるとも限らないが……」
女性たちの情報網をただの噂だと一蹴することは危険なのだろう。女の勘というのはあてにならないと父も口にすることがあるからな。
母の女の勘に助けられることがあったと……そう言っていた。
「分かりました。今一度別の角度からも調べるよう命じておきます」
「ああ、頼んだ」
ロバートがリストを改めて眺める。

