「いったい、このリストはどこで手に入れたのですか?殿下」
リアから借りたリストを書き写したものを、皇太子派の信用置ける者に手渡す。父の従者の一人。宰相の息子ロバートだ。
「出所は言えない」
リアの言っていることが本当であれば、深い意味がないリストなのだろう。
「娘に皇太子妃を目指せと言っている者が、王弟派というのは考えにくいだろう?」
「ええ、そうですね。そうなってくると……王弟派に寝返ったというのは……」
「混乱させて疑心暗鬼にさせ、こちらをかき回すためのデマだろうな」
ロバートが頷く。
「本人が何と言っても、本当かどうか疑って結局のところ真偽が分かりませんが、娘に嘘を吐かせるということはないでしょうし。信憑性が高いですね」
「ああ、それからこのあたりの悪い評判のある人間のリストだが……。浪費癖と書いてある人物を見てくれ」
ロバートが別のリストに目を通す。
「……浪費できるほどの資産がある家ではない名前がちらほらありますね。これは怪しい」
「だろう。どこから浪費するための金が流れているのか。王弟派につくことで金を融通するとでも言われているのか……」
「領地は狭いけれど場所的には王都に近く、何かあったときに逃げ道をふさぐことができそうなところ……ますます怪しいですね。調べてみましょう」
ロバートの言葉に小さく頷く。
「それから、これだ」
リアから借りたリストを書き写したものを、皇太子派の信用置ける者に手渡す。父の従者の一人。宰相の息子ロバートだ。
「出所は言えない」
リアの言っていることが本当であれば、深い意味がないリストなのだろう。
「娘に皇太子妃を目指せと言っている者が、王弟派というのは考えにくいだろう?」
「ええ、そうですね。そうなってくると……王弟派に寝返ったというのは……」
「混乱させて疑心暗鬼にさせ、こちらをかき回すためのデマだろうな」
ロバートが頷く。
「本人が何と言っても、本当かどうか疑って結局のところ真偽が分かりませんが、娘に嘘を吐かせるということはないでしょうし。信憑性が高いですね」
「ああ、それからこのあたりの悪い評判のある人間のリストだが……。浪費癖と書いてある人物を見てくれ」
ロバートが別のリストに目を通す。
「……浪費できるほどの資産がある家ではない名前がちらほらありますね。これは怪しい」
「だろう。どこから浪費するための金が流れているのか。王弟派につくことで金を融通するとでも言われているのか……」
「領地は狭いけれど場所的には王都に近く、何かあったときに逃げ道をふさぐことができそうなところ……ますます怪しいですね。調べてみましょう」
ロバートの言葉に小さく頷く。
「それから、これだ」

