私の事が好きすぎる。

私が中学の時はやりすぎだったと言ったおかげで、天城結衣は退学にはならなかった。

が、不登校にはなったので、結局噂は立つことになった。

「女王と番犬」だってさ。
なんか進化してませんか?


そんなこんなで、皆の恐怖が植え付けられ、私と爽の邪魔をする人は誰もいなくなり、今日もまた、屋上で昼休みを過ごしていた。

「ねぇ、爽。実はさ、天城結衣にキスしてるの見られてる時、今の爽の顔を見られてるって思って嫉妬したんだよね。爽のあんな顔、私以外に見せたくなかった。」

「安心して女王様。位置的に俺の顔は見えてないよ。そうなるように調整した。」

「爽……」

「俺のやらしい顔を見れるのは、春だけだからね。」

「ばか………」



今日も私達は平和である。