雲に光を遮られ雨が降り続ける海は灰色のままだった。

すると テラスの後方から 猫の小さな鳴き声が・・・ ニャァァァ

紬(え? 猫ちゃん 居るの?)

オープンテラスを出て鳴き声のするテラス後方へ。

すると 何枚か重ねて立てかけてある板の隙間に雨宿りをする白猫の姿が。

紬(あ!!白猫ちゃん!!)

(そんなところで 何してるの?)

(こっちへおいでよ)

手を差し伸べると白猫は鳴きながら 寄ってきて、

紬(うわぁ♡かっわいい♡)

白猫は そのまま紬に喉を鳴らしながら寄り添ってきた。

紬(え〜♡いい子 いい子♡ 白猫ちゃんって警戒心が強いって聞いたことあるけど あなたは違うのね⭐︎)

(あらっ⭐︎!あなた お目目の色が違うのね♡キレ〜イ♡)

紬は白猫を抱き上げて オープンテラスの中へ連れてゆき 膝の上で白猫を撫でながら
(あなたは おりこうね。。。) ニャ〜。

(お腹空いてない?)ニャオ〜。

(お腹空いてるの?(汗)

(困ったな。。あなたが食べれそうなもの何ももってないのよ(汗)ニャォォ。

(ゴメンなさいね。ゴメンなさいね。。。)
ニャ〜オ。

(ところで あなたは何て言う名前なんだろう??)