炎は有栖のところへ行き 抱きかかえ 言った。


炎(おい。 有栖〜。なぁ 有栖〜。)

声をかけるが 意識が朦朧(もうろう)としている。

完全に喉のあたりを撃ち抜かれていた。


有栖(ア、、、、、二、、、)
ほとんど声は出ていない。


炎(しゃべるな!!もうしゃべるな!!)

(悪かったなぁ、俺と一緒に居たが為に。。。 ッツ、クソッタレがぁ)

(俺は、、、、(涙)

(お前の娘の面倒は 俺が責任を持つからよぉ)

(な!) (安心しろよ!)

有栖(ア、、、二、、、ガ ト ・・・ ゥ)

ビグンッ!!

大きく痙攣して息を引き取った。。。。。

炎(有栖ーーーーーーー!!(涙)

炎は車にもたれかかり腹の上に有栖戎を抱きかかえ右手には血だらけの拳銃を握りしめ そのまま 目を瞑った。。。

遠くの方でサイレンの音が鳴り始めていた。