隣のクラスの壱条の元へ行くと。


すぐにでもわかってしまった……


(そうか…、そうだよな…。)


友達と話しながらも、チラチラと安藤の方ばかり見ている壱条はきっと、

ただ単に髪を結んできたのではなく、

好きな安藤に見て欲しくてしてきたことくらい俺でも分かった、


 
  君も俺と同じで恋をしているんだーー…


頑張って彼に振り向いて欲しくて、

髪型を変えて、意識して欲しくて、

勇気を出してる君に初めて話しかけれるほど強くもない心に弱さを感じつつも、


俺はある人に話してみた、