好きになるのってこんなに早いのに、
想いが重なるのはこんなにも長いんだな…
恋をしてはじめての感情ばかりで、
柄にもなく弱音ばっかの俺に親友の相沢 朔(あいざわ さく)が言う。
「お前も失恋するんだな。そんなお前に朗報!さっき壱条ちゃん見かけたんだけどいつも下ろしてる髪を今日はおしゃれにしてたぜ!」
「それまじ?」
「おう、だから話しかけてくれば?」
よっし!
声をかけるにはもうこれしかチャンスがないと思ったバカな俺は壱条の元へ行くことにした。
切なくなることとも知らずに……
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