応援してるのかしてないのかさえも分からない………

分からないけど…。


壱条のことを見るたびに好きが溢れてくる…


そんな表情もすんだなとか、

少しのことでさえも新しい一面を知ると心は正直に胸を躍らせるほどで…


君が幸せならそれで良いのかななんて。


そんな笑顔にさせられるのは俺じゃない。

安藤だからなんだろうな。


何が正解かなんて分からないけど……


(きっと俺じゃダメなんだな…。)


「ね?聞いてる?」気づけば安藤は帰っていて。

「あ、悪りぃ、なんだっけ?」


「今日は本当にありがとう!高峯くんが居たから初めて話せれたし、これから話せる勇気をもらえた。あの…。これからも相談しても良いかな?」


(ーーー……まじか。)

というか、俺が居なかったって話せられたと思うし、

勇気なんてさらさら与えた気もないし、

どういう風の吹き回しで……?!


いや、そりゃ話かけてもらえるのは最高なんだけど…

まだ気持ちの整理が…。