「今の本当?高峯くんが居てくれたら心強かも」

とさっきまでの表情が嘘かのように目がキラキラしててウキウキしている。


なんか悔しいけど…


その表情は他の誰でもない、

安藤に向けられている感情なのに、なんか俺を頼ってくれてると思うと、

複雑だけど嬉しいには変わりなくって…


「だったら、今日から始めよう!放課後すぐ行くから待ってろ!」


「ごめんね。わかった、待ってる」


(なんかカップルみたいなやりとりじゃん、)

(安藤……なんかありがとうーーー!)


お前のおかげで会話ができて、約束まで繋がれた、感謝だわ。


こうして俺は教室へと戻っていった。