後ろに重心の傾いた葉山さんは「おっと」と立ち止まった。
「あ、あれ、泉のクラスですよね?」
シャツを離して確認する。わかっているけれど、やはり言わずにはいられない。
「そうだよー」と軽く答えて、眩しすぎる太陽率100%笑顔を返してくる。隣にいる真由ちゃんをみれば「よし、いこー」なんて拳を掲げて楽しそうな声をあげた。
ぱくぱくと言葉の出ない私の腕を掴んだ真由ちゃんに引っ張られて、勝手に足が動き出した。
葉山さんと真由ちゃんは、私を構わず話を進めている。
「湖太郎、アリスカフェって、女の子アリスだよー、いいね」
「うん!みんなかわいいねぇ!」
「男子はどんな格好なんですか?」
「あぁ、男はうさ耳付けてるらしいよ?」
「え!ほんとですかっ!」
う、うさ耳?!
泉に耳が付いてるの?!
一瞬、そっちに意識が持って行かれかけた自分が情けない。
首をぷるぷると振って声を出した。
「~っ、行きませんよっ」
「えぇ、なんで?行っといたほうがいいよ?うさ耳の片桐なんてレアでしょ?」
「そ、それはそう……ちがくって、」
「耳ついてる片桐くん見たい……」
イケメン好きの友はなにかを想像しているらしく、頬に手のひらを当ててうっとり顔だ。
「あ、あれ、泉のクラスですよね?」
シャツを離して確認する。わかっているけれど、やはり言わずにはいられない。
「そうだよー」と軽く答えて、眩しすぎる太陽率100%笑顔を返してくる。隣にいる真由ちゃんをみれば「よし、いこー」なんて拳を掲げて楽しそうな声をあげた。
ぱくぱくと言葉の出ない私の腕を掴んだ真由ちゃんに引っ張られて、勝手に足が動き出した。
葉山さんと真由ちゃんは、私を構わず話を進めている。
「湖太郎、アリスカフェって、女の子アリスだよー、いいね」
「うん!みんなかわいいねぇ!」
「男子はどんな格好なんですか?」
「あぁ、男はうさ耳付けてるらしいよ?」
「え!ほんとですかっ!」
う、うさ耳?!
泉に耳が付いてるの?!
一瞬、そっちに意識が持って行かれかけた自分が情けない。
首をぷるぷると振って声を出した。
「~っ、行きませんよっ」
「えぇ、なんで?行っといたほうがいいよ?うさ耳の片桐なんてレアでしょ?」
「そ、それはそう……ちがくって、」
「耳ついてる片桐くん見たい……」
イケメン好きの友はなにかを想像しているらしく、頬に手のひらを当ててうっとり顔だ。

