キミの恋のはじまりは

こたくんのお兄さんのオレンジ色の髪が靡いた。光が揺れる髪におちてとてもきれいだ。思わず見蕩れてしまいそうになる。

どうやらそう思ったのは私だけではないらしく、「イケメンだ!」横から真由ちゃんのつぶやきが聞こた。

苦笑いをしつつ真由ちゃんを見ていると、こたくんのお兄さんの声が降ってきた。



「ねぇ、ふたりとも、アイス食べませんか?」



目の前にあるアイス屋さんを指差して、にっこりと笑っている。

「あいすぅ?!」抱っこされていたこたくんの目が期待できらっと輝いた。




「迷惑かけっぱなしだし、せめてご馳走させて!」

「え?いえ、だいじょう…」

「わーいっ!!あいす~!!たべる!」

「ほんとに、あの…」

「おねえちゃん、あいす、たべよ~よ~」



困って真由ちゃんを見たけれど……うぅ、その目は私の考えとは正反対の意見のようだ。