こたくんは、弾かれたようにその声に振り向き、目の前のオレンジ髪の人を見ると、我慢していた苦しい気持ちを解放するように口を開けた。
「おに、おにぃちゃ~っ!!」
「こた~、よかったぁ~」
「おに、おにぃ、うわ~~んっ!!」
「もう大丈夫だから。泣くなぁ」
こたくんは、膝を折ったその人の胸に抱きついて大声で泣きだした。
こたくんを抱きしめ、その頭を愛おしそうに撫でた彼は、眉をハの字にして心底ほっとしたようなため息を零した。
ふいに視線が流れてきて、私たちと目が合うと慌てたようにこたくんを抱き上げて立ち上がった。
「弟が迷惑おかけして、すみませんで……ん?」
小首をかしげるその人を正面から見れば、やはり見覚えのある人だった。
「おに、おにぃちゃ~っ!!」
「こた~、よかったぁ~」
「おに、おにぃ、うわ~~んっ!!」
「もう大丈夫だから。泣くなぁ」
こたくんは、膝を折ったその人の胸に抱きついて大声で泣きだした。
こたくんを抱きしめ、その頭を愛おしそうに撫でた彼は、眉をハの字にして心底ほっとしたようなため息を零した。
ふいに視線が流れてきて、私たちと目が合うと慌てたようにこたくんを抱き上げて立ち上がった。
「弟が迷惑おかけして、すみませんで……ん?」
小首をかしげるその人を正面から見れば、やはり見覚えのある人だった。

