軽い自己紹介が終わると、聡さんはなんの悪びれも無く口にする。
「あの日、美月を攫ったのは俺です」
その直球すぎる言葉に私とお姉ちゃんは驚き、聡さんの顔を見るが、母だけは瞬きをゆっくりすると一言「…そう」と答えた。
…気まずい、気まずすぎる。
私は母と聡さんの顔を交互に見ながら、何か言わなければと言葉を一生懸命選んでいると、今度は母が口を開く。
「あなたも、あなたのお友達も人助けが得意なのね」
若干嫌味っぽく聞こえる母の言葉に、聡さんの眉がピクリと動き、お姉ちゃんがゆっくりと母の顔を見た。
あー、また言葉のチョイスが間違っていると、私は心の中でアタフタする。
だけどその言葉にはまだ続きがあって、母は一呼吸置いて言った。
「彼らにも、あなたにも、私は頭が上がらない」
母の言葉はまるで、聡さんやカオル達に感謝していると遠回しに言っているようだった。
私は「お母さん」と母の手を取った。
遠回しでは駄目だ、ちゃんと伝えなければ。
「あの日、美月を攫ったのは俺です」
その直球すぎる言葉に私とお姉ちゃんは驚き、聡さんの顔を見るが、母だけは瞬きをゆっくりすると一言「…そう」と答えた。
…気まずい、気まずすぎる。
私は母と聡さんの顔を交互に見ながら、何か言わなければと言葉を一生懸命選んでいると、今度は母が口を開く。
「あなたも、あなたのお友達も人助けが得意なのね」
若干嫌味っぽく聞こえる母の言葉に、聡さんの眉がピクリと動き、お姉ちゃんがゆっくりと母の顔を見た。
あー、また言葉のチョイスが間違っていると、私は心の中でアタフタする。
だけどその言葉にはまだ続きがあって、母は一呼吸置いて言った。
「彼らにも、あなたにも、私は頭が上がらない」
母の言葉はまるで、聡さんやカオル達に感謝していると遠回しに言っているようだった。
私は「お母さん」と母の手を取った。
遠回しでは駄目だ、ちゃんと伝えなければ。


