再び、光が差す-again-〈下〉

そして、十中八九聞かれるだろうと思っていたことを初っ端から聞いてくる。


「カオルと別れたの?」


ほら、きた。

ややこしくなるから言いたくなかったのに、このアホ猿が!

私は海斗を睨むと、海斗は知らぬ顔をしてそっぽを向いた。


「…ないから」

「…え?」

「別れてないから」


私は少し自信無さげに言った。

全く会っていないし、連絡もマメにしていないけどまだ別れてはいない。

そんな話はまだカオルからされていない。

私はチラッとカオルを見ると、カオルはあからさまに私から目を逸らした。


────え?


今のは、なに?

なんで今私から目を逸らしたの?

私はその瞬間頭が真っ白になり、自分でもどんな顔をしているのか分からないほど動揺していた。

視界がぼやけて頬が濡れた瞬間、自分は今無意識で泣いているのだと気づく。