再び、光が差す-again-〈下〉

「おい、お前まだあれから悩んでんのか」


そう小声で聞いてくる。

どうやらよそよそしい挨拶に海斗だけが勘づいた様だった。


「押し倒したら一発だって助言してやっただろうが」

「うっさい」


私は海斗の肩を叩くと、お姉ちゃんが可笑しそうに笑った。


「2人って、そんな仲良かったっけ?」

「え?そうかな?普通だよ」


私はお姉ちゃんの問いにニコリと笑いながら誤魔化す。

お姉ちゃんには海斗が家にいることはもちろん伝えていない。

伝える気も無いので、当然笑って流すつもりだったのに、海斗は意気揚々と口を開いた。


「つい最近までコイツの家に住んでたから」


その言葉に反射的に海斗の口を塞ぐが、全てを口にしてからではもう遅い。

聞いてなかった、お姉ちゃんと聡さんと一喜さんが目を見開いて驚く。